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脱・ドンブリ勘定!社長も夜安心して眠れる『資金繰り表』超入門【改善テク付き】

2025.03.27

「あれ?今月も利益はちゃんと出てるはずなのに、なんで月末になると支払いがキツイんだろう…」 「銀行の残高を見て、ヒヤッとした経験がある…」

中小企業の社長さんなら、一度はこんな風に感じたことがあるのではないでしょうか?一生懸命働いて売上を立てて、利益も出ている。それなのに、なぜか手元のお金がいつもギリギリ…。いわゆる「ドンブリ勘定」の状態だと、こんな不安がつきまといますよね。

でも、ご安心ください!その不安、「資金繰り表」をちゃんと作ることで、かなり解消できるんです。

「資金繰り表って、なんだか難しそう…」「作るのが面倒くさそう…」

そう思う気持ち、すごくよく分かります。でも、大丈夫!この記事では、資金繰りの大切さから、誰でも簡単に始められる資金繰り表の作り方、そして作った表を活かして会社のキャッシュフロー(お金の流れ)を良くする具体的なテクニックまで、専門用語はできるだけ噛み砕いて、分かりやすくお伝えしていきます。「これならできそう!」と思ってもらえるはずですよ。

そもそも「資金繰り」って何?なんでそんなに大切なの?

よく「会社の血液」に例えられますが、資金繰りとは、まさしく会社のお金の流れ(キャッシュフロー)を管理することです。いくら売上があって利益が出ていても(損益計算書が黒字でも)、実際に支払いのためのお金が手元になければ、会社は立ち行かなくなってしまいます。これが怖い「黒字倒産」の原因にもなるんです。

考えてみてください。

●仕入先への支払いが遅れたら? → 信用を失い、取引停止になるかも…

●社員さんへのお給料が払えなかったら? → モチベーションが下がり、辞めてしまうかも…

●銀行への返済が滞ったら? → 新しい融資が受けられなくなるかも…

ね、お金の流れが止まるって、本当に怖いことですよね。だから、「いつ、いくらお金が入ってきて、いつ、いくらお金が出ていくのか」をしっかり把握して、常にお金がショートしないように管理する「資金繰り」が、会社を安定して経営していく上でめちゃくちゃ大切なんです。

怖くない!「資金繰り表」の基本と作り方【ExcelでOK】

じゃあ、どうやって資金繰りを管理するの? そこで登場するのが「資金繰り表」です。これは、簡単に言うと「未来のお金の出入り予測カレンダー」**みたいなもの。これがあれば、「来月の支払いは大丈夫かな?」「3ヶ月後はちょっと厳しそうだな」といったことが事前に分かるようになります。

難しく考えなくて大丈夫。まずはシンプルなものから作ってみましょう。Excel(エクセル)があれば十分です!

【資金繰り表の基本項目】

月初現預金残高: その月のスタート時点で、手元にある現金と預金の合計額。

収入(入金): その月に入ってくるお金の予測。売掛金の入金(お客さんからの支払い)、現金売上、借入金(銀行などからの融資) など

支出(出金): その月に出ていくお金の予測。買掛金の支払い(仕入先への支払い)、給与・賞与、家賃・光熱費などの経費、借入金の返済、税金の支払い など

収支差額: 収入合計から支出合計を引いたもの。(プラスならお金が増えた、マイナスなら減った)

月末現預金残高: 月初残高に収支差額を足したもの。これが翌月の月初残高になります。

【作り方の簡単ステップ】

Excelを開いて、縦軸に上記の項目、横軸に月(例:5月、6月、7月…)を取ります。

まずは分かる範囲で、3ヶ月先くらいまでの収入と支出の予定額を埋めていきます。(最初はざっくりでもOK!)

売上の入金予定は、請求書や過去の実績から予測。

仕入や経費の支払いは、請求書や契約内容、過去の実績から予測。

給与や家賃など、毎月決まっているものはそのまま入力。

計算式を入れて、各月の収支差額と月末残高を自動で計算できるようにします。

★テンプレート活用もおすすめ! 「自分で作るのはちょっと…」という方は、インターネットで「資金繰り表 テンプレート Excel 無料」などと検索すると、シンプルなひな形がたくさん見つかりますよ。それをダウンロードして、自社用にカスタマイズするのも賢い方法です。会計ソフトによっては、資金繰り管理機能がついているものもあります。

資金繰り表から見えてくる「うちの会社のクセ」

さあ、資金繰り表ができました! これを眺めていると、今まで漠然としていたお金の流れが、くっきりと見えてきませんか?

「あれ、〇月は大きな支払いが多いから、月末の残高がかなり減るな…」 → 資金ショートの危険時期を発見!

「売上の入金は月末なのに、仕入の支払いは月初に集中してるな…」 → お金が入るタイミングと出ていくタイミングのズレを発見!

「思ったより交際費や雑費が多い月があるな…」 → 無駄遣いの可能性を発見!

大切なのは、作りっぱなしにしないこと。最低でも月に1回は実績と比較して、「予測とどれくらいズレたかな?」「来月以降の予測は修正した方がいいかな?」と見直す習慣をつけましょう。これを繰り返すことで、予測の精度もどんどん上がっていきます。

ピンチを未然に防ぐ!今日からできる資金繰り改善テクニック5選

資金繰り表で会社の状況が見えてきたら、次はいよいよ改善策です!お金の流れを良くするために、今日からできる具体的なテクニックを5つご紹介します。

テク1:売掛金は1日でも早く回収! お客さんからの入金(売掛金)が遅れると、その分お金が足りなくなります。

  • 請求書は遅れず、できるだけ早く発行する。
  • 入金予定日をしっかり管理し、遅れている場合はすぐに確認・催促する。
  • 支払いサイト(請求してから入金されるまでの期間)が長い取引先には、短縮できないか交渉してみる。

テク2:買掛金の支払いは、交渉次第で少し先に? 仕入先への支払い(買掛金)を少し待ってもらえれば、その分お金が手元に残ります。

  • 仕入先との信頼関係を大切にしつつ、支払いサイトを少し延ばしてもらえないか相談してみる。(無理は禁物ですよ!)

テク3:在庫は持ちすぎてない?適正量をキープ! 売れない在庫は、お金が眠っているのと同じです。

  • どれくらいの在庫が本当に必要なのか(適正在庫)を見極める。
  • 売れ残っている不要な在庫は、セールなどで早めに現金化する。
  • 仕入れの量やタイミングを、売上予測と連動させる。

テク4:その経費、本当に必要?無駄を見直そう! 毎月なんとなく支払っている経費の中に、削減できるものがあるかもしれません。

  • コピー代、通信費、消耗品費など、細かい経費も定期的にチェック。
  • 家賃やリース料などの固定費も、契約更新のタイミングなどで見直しを検討。

テク5:いざという時のために!備えあれば憂いなし 急な出費や売上減少に備えておくことも大切です。

  • 銀行と良好な関係を築き、いざという時に融資を受けられるようにしておく(当座貸越契約など)。
  • 国や自治体の補助金・助成金で活用できるものがないか、常に情報をチェックしておく。

まとめ:資金繰り表は、社長の「安心経営お守り」です!

どうでしょう?「資金繰り表、なんだか自分でも作れそうかも」「改善できることが意外とありそう」と思っていただけたら嬉しいです。

資金繰り表は、単なる数字の羅列ではありません。会社の未来を予測する「羅針盤」であり、社長が安心して経営に集中するための「お守り」なんです。

ドンブリ勘定から卒業して、しっかりとお金の流れを把握すること。それが、会社を強くし、社長自身の心の余裕にも繋がります。

難しく考えず、まずはExcelを開いて、3ヶ月先までの簡単な資金繰り表を作ってみることから始めてみませんか? きっと、今まで見えなかった景色が見えてくるはずですよ!

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