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AIは経理の仕事を奪わない!残業ゼロを目指すための「AIとの賢い付き合い方」

2025.07.06

「AIのせいで、いつか経理の仕事はなくなるのでは…」

AI技術の目覚ましい進化を目の当たりにし、経理を担当されている方の中には、そんな不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、AIは会計ソフトや業務ツールに次々と搭載され、私たちの仕事に大きな変化をもたらしています。

しかし、結論から言うと、AIは私たちの仕事を「奪う」存在ではありません。 むしろ、面倒な作業を任せられる「頼れる相棒」です。AIを賢く活用すれば、経理の仕事はもっと創造的で価値あるものになり、「残業ゼロ」という働き方も決して夢物語ではないのです。

この記事では、AI経理ツールで何が可能になるのか、そしてAIだけでは越えられない壁と、その乗り越え方について、分かりやすく解説していきます。

1. AIが得意なこと、苦手なこと【経理業務の仕分け】

まず、AIが得意な業務と、依然として人間の力が必要な業務を整理してみましょう。

AIが得意なのは、主にルール化できる定型業務です。

例えば、AI-OCR技術が請求書や領収書を読み取るデータ入力の自動化が挙げられます。

これにより、手入力の手間が大きく削減されます。

また、過去のデータを学習して取引内容に応じた仕訳を自動で行う仕訳の自動化や、申請内容のチェックから振込データの作成までを自動処理する経費精算の自動化も得意分野です。

試算表や資金繰り表など、決まったフォーマットの資料を瞬時に作成する定型レポートの作成も可能になります。

一方、人間の経験やスキルが不可欠な業務もあります。

特別損失の計上や新たな節税対策の検討といった、高度な会計・税務判断を伴う複雑な意思決定はAIには困難です。

過去に例のない取引やシステムエラーへ柔軟に対応するイレギュラー対応や、金融機関との融資交渉、他部署との予算調整といった折衝・交渉も、人間ならではのコミュニケーション能力が求められます。

「なぜこのコストが増えたのか」を分析し、具体的な改善策を考え実行する業務改善の提案も、依然として人間の重要な役割です。

2. なぜ「AIだけ」では残業ゼロにならないのか?

AIツールを導入すれば、単純作業が減り残業時間も削減されることは確かです。

しかし、「ツールを入れただけで、すぐに残業がゼロになる」と考えるのは、残念ながら早計です。その理由は主に2つあります。

一つは、AIが対応できない「非定型業務」が残るからです。前述の通り、経理の仕事にはイレギュラー対応や高度な判断がつきものです。AI導入で生まれた時間を、こうした非定型業務に充てることになり、結果として労働時間があまり変わらない、というケースは少なくありません。

もう一つの理由は、AIを「使いこなす」ための準備が必要だからです。高性能なAIツールも、それを使いこなせなければ宝の持ち腐れです。AIに任せる業務と人間がやる業務を切り分け、新しい業務フローを構築するといった「仕組みづくり」がなければ、現場が混乱し、かえって非効率になってしまうこともあります。

3. AIを最強の相棒に!残業ゼロを目指す4ステップ

では、どうすればAIを真の味方につけ、理想の働き方を実現できるのでしょうか。そのためには、いくつかのステップを踏んで進めていくことが重要です。

まず第一に、業務の棚卸しと可視化を行います。現在の経理業務をすべて洗い出し、「AIに任せる仕事」と「人間がやるべき仕事」に仕分けしましょう。何にどれだけ時間がかかっているかを可視化することが、効率化の第一歩です。

次に、自社に合ったツールの選定が必要です。「何となく流行っているから」で選ぶのではなく、先のステップで明確になった課題(例:請求書の処理に時間がかかりすぎている)を解決できる、最適なAIツールを選びましょう。

さらに、業務フローの再設計と標準化も欠かせません。ツール導入を機に、古い業務フローを大胆に見直します。業務を標準化し、誰が担当しても同じ品質で仕事が進むようにマニュアルを整備することで、属人化を防ぎ、全体の生産性が向上します。

最後に、担当者のスキルアップが求められます。これからの経理担当者には、AIを使いこなすITリテラシーはもちろん、AIが弾き出したデータを分析し、「経営にどう活かすか」を考える力が求められます。研修制度などを活用し、チーム全体のスキルアップを図りましょう。

4.【導入事例】AIで働き方が変わった企業たち

実際にAIを活用し、経理業務の変革に成功した企業の例を見てみましょう。

例えば、ある建設業のA社では、以前は大量の請求書を手作業で入力しており、月末は処理に追われ担当者が連日残業しているという課題がありました。そこでAI-OCRを導入し請求書処理を完全自動化した結果、入力時間が80%も削減され、担当者は各工事の原価分析や利益率改善の提案といった、より重要な業務に注力できるようになったのです。

また、小売業のB社のケースでは、経費精算が紙ベースで承認に時間がかかり、差し戻しも頻発していました。ここにAI搭載の経費精算システムを導入したところ、スマホ申請や自動仕訳で担当者の負担が激減しました。さらに、AIが不正利用の疑いがある申請を検知するため、内部統制の強化にも繋がっています。

まとめ:AIと共に、より価値ある仕事へ

AI経理ツールの導入は、単に業務を効率化し、残業を減らすだけではありません。それは、経理という仕事の価値を、「作業」から「分析・提案」へとシフトさせる大きなチャンスです。

AIは、私たちの仕事を奪う「敵」ではなく、私たちの能力を拡張してくれる「心強いパートナー」。AIと人間がそれぞれの得意分野を活かして協力することで、企業を成長に導く、質の高い経理業務が実現します。

未来の働き方に不安を感じるのではなく、AIという新しい道具をどう使いこなすか、という視点で、ぜひ前向きな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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